
『おえかき草紙』へようこそ!
管理人の もげら です。
管理人が所属する公募団体の二科会。
春季二科展の出品するにあたっての詳細が発表されたので、まとめていきます。
はじめて挑戦する方のお役にたてればうれしいです。
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二科展とは?

まずは二科展について簡単にお話していきます。
二科展とはずばり、二科会が開催する美術展です。
二科会では春と秋の計2回、美術館で大きめな展示を開催しています。
春季二科展
- 春に東京都美術館で開催
- 二科会会員と選抜された人のみ80号以上の大作を展示
- 絵画部と彫刻部のみ参加
- 2024年から『NIKA+nika/S20号』が春季二科展の新しい試みとしてスタート(一般公募コンクール)
二科展(本展)
- 秋に国立新美術館で開催
- 二科会会員と会友の作品の他、一般公募で入選した人の作品を展示
- 絵画部と彫刻部の他に、デザイン部、写真部の計4部門がある
二科会のように、会に所属する人たちがいる美術団体を公募団体と言います。

公募団体には理事・会員・準会員・会友 etc・・・といった様々な立場がありますが、みんな最初は一般公募からスタートして徐々に出世していくというシステムです。
公募団体が賞の他に推挙(その会に所属する権利を与えること)を出す美術展を、管理人はわかりやすくあえて公募団体展と呼んでいます。
出世すればやがて一般公募の入選・落選を決める審査員という立場になることも。
毎年同じ審査員で審査をする団体もあれば、審査員も選抜して毎年違う顔ぶれで審査をする団体もあります。

二科会では、会員全員(100人超)で審査にあたります。
春季二科展では、会員の他に一般・会友でその前年の秋の本展で受賞した人の中から選抜されたメンバーが出品します。

表立って言われてはいませんが、春季二科に選抜には上限回数があり、管理人は既に上限に達してます。
2023年までは会員と選抜された人しか展示の機会がない公募でもない春季二科展でしたが、2024年から新しいコンクールがスタートしました。
それが『NIKA+nika/S20号』コンクールです。
どなたでも参加できる公募展です。
賞はありますが推挙はないので、単に公募展と呼ぶことにします。
出品規約

出品する場合の流れ
管理人は文字がぎゅっと凝縮された資料が苦手なので、流れを時系列で簡単にまとめてみます。
その他詳細については、じぶんが選ぶ方法の説明を読んでみてください。
出品の流れ
- 1月15日~3月15日事前申し込み期間
事前提出書類を 郵送 or メール or FAX で提出。
- 郵送先
- メール
- FAX
〒160-0022
東京都新宿区新宿4-3-15
レイフラット新宿 501
公益社団法人 二科会
「2025春季S20コンクール」係
管理人必着か消印有効かは書かれていませんので、余裕を持って提出したほうが無難ですね。
koubo@nika.or.jp
03-3354-4768
- 3月24日~3月25日直接搬入・宅配便(元払い)搬入日
自分で作品を手持ちで搬入する、もしくは宅配便で発送する人の搬入日です。
※搬入業者さんに搬入を任せる場合は、搬入出業者搬入日の日にちをチェック!
受付時間は10:00~16:00です。
宅配便を利用する場合、時間指定をすることをおすすめします。
また、宅配便は元払いでの発送です。
搬入場所
〒121-0062
東京都足立区南花畑4-33-7
03-5242-3701
彩美堂足立営業所
- 3月28日搬入出代行取り扱い業者搬入日
搬入出業者さんに搬入をお願いする場合の搬入日です。
受付時間は10:00~16:00です。
搬入出業者さんによってかかる費用は異なるので、依頼する業者さんに予め金額を聞いておきましょう。
一般的に搬入出業者さんに依頼する場合、搬入から搬出までを担当してくれます。
中には、搬入のみ or 搬入・搬出の両方 のどちらにするか選べる業者さんもあります。
希望がある場合、業者さんに相談してみましょう。
搬入場所
〒121-0062
東京都足立区南花畑4-33-7
03-5242-3701
彩美堂足立営業所
- 2025年5月2日搬出日
受付時間は15:00~16:30です。
搬出方法は 直接 or 宅配便 or 業者 の三択です。
- 直接搬出
- 宅配便(着払い)搬出
- 搬入出業者搬出
本人か代理人(本人の家族・友だちなど)が作品を持ち帰ります。
着払いによる宅配便搬出です。
本人が会場まで出向く必要はありません。
ただし、梱包作業を彩美堂さんにやってもらうので2,200円の手数料が必要です。
搬入をお任せした搬入出業者さんに搬出もお願いするパターンです。
予め業者さんから提示された金額がかかります。
- 日付未定結果発表
ホームページ上で入選、受賞の発表がされます。
ホームページでみられない場合も、出品者へ審査結果が郵送されるので安心です。
作品規約
規約に書かれている内容は次の4つです。
- S20号サイズのみ
- 額装なし
- 支持体・描画材は自由
- 出品上限点数は4点まで

ひとつずつみていきましょう。
サイズ
コンクールの名前にもある通り、サイズはS20号一択です。
S20号は、72.7×72.7cmの正方形となります。
額装
額無しの状態での出品となります。
「側面の鋲はテーピング」する必要があります。
側面の鋲とは、木枠にキャンバス布をとめるために打ち付けてある釘のことです。
画材屋さんで売ってるキャンバステープ(額無しの状態で飾るために使うグッズのひとつ)が使用できます。
その後作品を販売する予定がない場合は、100均で売ってる色付きの布ガムテープを選択するのもありです。

管理人の場合、二科展用に描いた作品を売りに出すことはないので、額装無しの展示の場合は布ガムテープをよく使います。
黒色や白色の他、銀色の布テープもおすすめです。
支持体・描画材
サイズさえあっていれば、なんでもOKとのことです。
ただ、支持体においてはペラペラの紙に描いた作品がどのような形で扱われ、どのように展示されるかは不明です。

紙はやぶれやすいですからね。
紙に描く場合、パネルに水張りしたほうが無難な気がします。

いくつかの公募団体でお世話になった管理人の感覚として、二科会における作品の扱いはどちらかというとワイルド・・・笑
そういう団体なので、自己責任として予めじぶんで対策を練っておいたほうが無難です。
点数の上限
MAX4点まで出品可能です。
出品料は以下を参照してください。
- 1点
- 2点
- 3点
- 4点
8,000円
13,000円
18,000円
23,000円
搬出方法に宅配便着払いを選択した場合、出品料に手数料として+2,200円を足した金額を振り込む必要があります。

振り込み先は出品規約の【出品料】項目をチェックです。
応募規約
国籍を問わず、15歳以上であればどなたでも応募ができます。
まとめ
今回は『NIKA+nika/S20号』に応募する際の流れをまとめてみました。
春季二科展の会期や入選後の流れについてはまた別の記事で紹介しますので、ご興味ある方はチェックしてみてください。

最後までお読みいただき
ありがとうございました!