この記事でわかること
▪ 油絵の筆の種類
▪ 豚毛筆とナイロン筆の違い
▪ 初心者がそろえるのにおすすめの筆
▪ 筆を長持ちさせる洗いかた
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『おえかき草紙』へようこそ!
管理人の もげら です。
油絵を始めようと思って画材屋さんに行った時、いちばん悩むのはどの筆を買えばいいかといったところかもしれません。

筆の種類が多すぎて
迷ってしまいます。

毛の種類、カタチの違い、
筆の太さ・・・
大混乱や!
この記事では、初心者さん向けにまず、何を買えば描きやすいかについて焦点を当ててまとめていきます。
油絵の筆の種類と違い
油絵用の筆にはさまざまな種類がありますが、まず知っておきたいのは、
この3つです。
最初から全種類の筆をそろえる必要はありません。
それぞれの特徴をザックリ押さえておけば、描きやすさもアップしますし、筆選びもスムースにできると思います◎

全種類買おうと思うたけど
財布がパンクしてまうわな!
豚毛筆の特徴|油絵で定番の天然毛の筆
油絵で定番なのが、豚毛の筆です。
毛はかためでしっかりコシがあり、モッタリとした油絵具に負けずにしっかり描くことができます。
特に、
に向いています。
初心者さんでも扱いやすく、安い価格帯のモノが多いです。
油絵画材セットに付属してるのも大体が豚毛の筆となります。

「最初の1本」として
選ばれることが多い筆です。
一方で、毛が少しかためという特徴から、
・・・といった表現には向かない印象です。

豚毛以外にもイタチ・リスなどさまざまな動物の毛がありますが、今回は初心者さん向けということで割愛します。
ナイロン筆の特徴|油絵初心者にも使いやすい人工毛の筆
ナイロン筆は、毛先がやわらかく、なめらかな描き心地が特徴です。
筆跡が出にくいため、
に向いています。
最近では油絵にも使いやすいナイロン筆が増えていて、管理人もよく使います。

百均のナイロン筆も
なかなかいい仕事してくれます。
ただし、豚毛筆に比べるとコシが弱めなので、厚塗り表現では少し物足りないかもしれません。
平筆・丸筆・扇筆の違い
筆は毛の種類だけでなく、カタチによっても使い心地が変わります。

描くモノによって
筆を使い分ければ
作業がよりはかどります◎
平筆(ひらふで)
初心者さんにいちばんおすすめしたいのは、平筆です。
四角い形をしていて、
など、いろいろな描写に使えます。
まず迷ったら平筆から始めればOKと言えるくらい使い道があります。

万能なんやな!
丸筆(まるふで)
先端が丸くまとまっている筆です。
に向いています。
細部を描きたい時に便利です。
扇筆(おうぎふで)
扇のように広がったカタチの筆です。

ファン筆って呼ばれることもあります。
などに使われます。
使いかたも少し特殊なので、最初は無理にそろえなくても大丈夫です。
長軸と短軸の違い
もしかするとあまり触れる機会はないかもしれませんが、筆には長軸と短軸があります。

なんやそれ??
油絵では、キャンバスから少し離れて全体を見ながら描くことが多いため、長軸タイプが一般的です。

短軸タイプは?
・・・では短軸のほうが扱いやすいかもしれません。
「こうしなければダメ!」といった決まりはないので、まずは使ってみたいほうを選んで良いと思います。
油絵初心者に必要な筆は何本?
結論からいうと、油絵初心者が最初にそろえる筆は3〜5本で大丈夫です。

5本あればかなり充実です。
最初からたくさんの筆を買う必要はありません。
少ない数から始めて、徐々に必要だと思うタイプの筆を買い足していくほうが失敗も少ないです。
最初は3〜5本でOKだと思う理由
油絵は筆の数よりも、
といったことを意識するほうが大切です。
最初の作品は、以下の構成で十分描けちゃいます↓
この3種類があれば、油絵は問題なく描けます。

百均のナイロン筆4本セットも
優秀ですよ。

もうちょい
具体的に知りたいわ!
具体的には、次のような組み合わせが使いやすいです↓
- 平筆(大)
・・・背景や広い面を塗るのにおすすめ - 平筆(中)
・・・メインの描写用で一番使う - 丸筆(小)
・・・細部や線を描くのにおすすめ - 細筆(面相筆など)
・・・さらに細かい描き込みをする時にあると便利 - ナイロン筆
・・・仕上げや柔らかい表現をするのにあると便利
この構成であれば、ほとんどの場面に対応できます◎
よくある失敗|最初から買いすぎてしまう
初心者の方で多いのが、
というパターンです。
実はこれ、使わない筆が出てくることもあるんです・・・
最初は少ない本数で慣れるほうが、筆を使いこなせるようになるのも早いですし、買ったことを後悔する心配もありません。
筆はあとからいくらでも追加できます◎
描いていく内に、
といった自分が表現したいモノが見えてくるので、そのタイミングで新しく筆を増やすことをおすすめします◎
油絵の筆は安物でも大丈夫?
結論からいうと、油絵の筆は安物でも使えます◎
はじめから、高価な筆一式でそろえる必要はありません。

予算に余裕があってほしいモノがあれば
高価な筆を試してみるのも
もちろんアリです。
最近は百均や安価な画材でも、普通に描けるレベルの筆が増えています。
まずはそちらから始めてみる選択肢があることを覚えておけば、敷居が高そうな油絵も気軽にトライしやすいかと思います。
安い筆でもOKな理由
「安い筆でもOK!」という管理人ですが、その理由は以下の通りです↓
だからです。
実際に、管理人が開講している初心者向けの油絵講座では、筆は百均のモノを用意しています。
百均の筆も何種類かラインアップがあるので、当たり前ですが管理人自身が全部試して、その中から油絵具にあう筆を用意しています。
百均の筆でも、皆さん初心者とは思えないくらい油絵具を使いこなせています。
「百均の画材は全然ダメ」という意見も多いです。
「弘法こそ筆を選びまくるんだ!」というプロの作家さんも多いです。
でも、百均の筆を使った絵と、高価な筆を使った絵を並べてみても、その違いがわかるのは描いてる本人だけなケースがほとんどなので、筆は値段よりも使い勝手で選びましょう。
注意点

ここでひとつ、
大切なことをお伝えします。
「筆は安いモノでも何でもOK!」というわけでは決してありません。
安い筆の中には、次のような特徴を持つ筆があります↓
毛が開きやすいということは、細い線や細かい描写が出来なくなります。
毛がどんどん抜けるということは、絵が毛だらけな画面になってしまいます。
筆のコシが弱いということは、モッタリとした油絵具をキャンバスにしっかり狙った通りにのせることが難しいです。
そのため、どの安い筆が油絵具にあうかわかる人におすすめの筆を聞いてから筆を買ったほうが、失敗は少ないです。

画材店であれば、
どの筆がそこそこ使えて最も安いか
お店の方に尋ねてみると
意外と親身に教えてくれる場合もあります。
油絵の筆を長持ちさせる洗いかた
基本は、使ったあとにしっかりお手入れすることが大切です。
簡単な流れは以下の通りです↓
- 絵具を拭き取る
- 溶剤で洗う(筆を布で拭っても色が出なくなるまで)
- 中性洗剤や専用の石鹸で仕上げ洗い
- カタチを整えて乾かす

もっと詳細たのむで~。
詳しい手順はこちらの記事で解説しています↓

まとめ
油絵の筆は、初心者なら3〜5本あれば十分です。
まずは、
このあたりから始めてみるのはいかがでしょうか?
また、油絵の筆は消耗品でもあるので、使いながら少しずつ買い足していくのもおすすめのスタイルです。

描けば描くほど
筆は痛むんやったな。
皆さんがお気に入りの筆に出会えることを祈ってます◎
もしもお気に入りに出会えた時は、こっそり教えてもらえると嬉しいです。

最後までお読みいただき
ありがとうございました!
