
『おえかき草紙』へようこそ!
管理人の もげら です。
絵を描くと、最も好みによる表現が分かれやすいのは 色づかい だと思います。
色 を思ったように扱えるようになるには、それなりの 知識と経験 が必要となります。

もしかしたら
一生かかっても
習得はできないのかも・・・
そこで今回は、色の基本 をおさえるために 三原色 についてまとめていきます。

基本は大事やな!
実際に油絵を描くときの混色のしかたについてまとめた記事があります。
あわせてチェックしてみてください◎
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色の基本
色を知覚するには、光 と 目(視角)が必要です。

色=光 といえます。

色ってそもそもなんなん?
更に 色 は 光そのものからみえる色 と 物体が光を反射することでみえる色 に分けられます。
光源色
光そのものからみえる色
太陽の光、パソコンやテレビの映像などが光そのものの色です。
物体色
物体が光を反射することでみえる色
物体そのものの色です。
生物によって認識できる光の幅は異なります。

虫さんには
紫外線もみえるそうです。

オイラの仲間は
ヒトと同じだったり
ちょっとみえる色が少なかったり
いろいろなんや。
そしてヒトが知覚できる光のことを 可視光線 といいます。
▪ 可視光線
ヒトが知覚できる光は次のとおり、いわゆる虹色です。
紫 青 緑 黄 橙 赤

あいだに藍色や水色・黄緑色などが
表記される場合もありますが
シンプルにまとめると
この6色という感じです。
光は波長です。
波長が最も長いのは赤、短いのは紫となります。
そしてヒトが色をみたときに、最も感度よく知覚できる色は 緑色 です。
そのため、描くうえで「緑は扱いがむずかしい」という話をよく聞きます。

なぜ緑かというと、ヒトの進化の過程でいちばん身近にあるよくみる色が緑色だから・・・という説があります。
地球は青いですが、ヒトの生活は海の上ではなく陸地でなされるので草木・森などの植物を目にする機会が最も多く、環境に適応しやすいヒトが緑特化な視角を数百万年かけて手に入れたのではないか というお話です。
三原色

いよいよ
今回の記事のキモです。

待ってました!
三原色とは、その3つがあればどのような色も作れるという基本の3色です。
三原色には、光ver. と 色ver. の2型があります。
▪ 光の三原色

赤・青・緑

3つ重なってるとこは
白なんやな!

ちなみにですが
黒い光は存在しません。
黒色はすべての光を吸収する色なので、黒い光をつくりだすことは不可能です。

光のない世界が
黒い世界ってことやな。
▪ 色の三原色
赤・青・黄
正確には・・・
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マゼンタ・シアン・イエロー
色の三原色を光に置きかえて考えてみます。
1.マゼンタ

マゼンタ色の物体は、赤と青の光をはねかえす物体です。
緑の光は物体にそのまま吸収されてしまいます。
2.シアン

シアン色の物体は、青と緑の光をはねかえす物体です。
赤の光は物体にそのまま吸収されてしまいます。
3.イエロー

イエロー色の物体は、赤と緑の光をはねかえす物体です。
青の光は物体にそのまま吸収されてしまいます。

物理の授業みたいやな!
色の三原色を混色すると?

次の資料をみてみます。

この三原色の混色図をたよりに色づくりをしていくと大体の色が表現できます。

マゼンタとシアンを混ぜると
紫色になりそうですが
理論上は濃い青のようです。

じぶんで混色を試して
ひとつずつ
覚えていくのがいいな。
また、色の三原色のほかに白・黒といった無彩色も用意すれば、うすいピンクや水色などの中間色も作れます。
まとめ
今回は物理の授業のような内容になってしまいましたが、絵具を混色するにあたって役に立つかも・・・?という情報をまとめてみました。
絵具の混色をする際に力になれば嬉しいです。

最後までお読みいただき
ありがとうございました!