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【How to編】油絵のぼかしとは?基本のやり方と自然に仕上げるコツ

誰でも描ける!絵の描きかた『いろは帖』
この記事は約8分で読めます。
記事内にプロモーションが含まれています。

この記事でわかること
 油絵のぼかしの基本
  ぼろ布・ぼかし筆・やわらかい筆を使ったぼかしかた
 
ぼかすところ・ぼかさないところの使い分け
  ぼかしすぎないためのコツ



管理人
管理人

おえかき草紙そうし』へようこそ!

管理人の もげら です。

油絵を描いていると、

と感じることがあります。

管理人
管理人

そんな時はぼかしてみましょう!

油絵では、最初にクザクツガツと色を置いてから、
色の境界をマイルドにしたり、画面になじませたりしながらしずつ整えていく描きかたがあります。

うさぎ
うさぎ

ぜんぶぼかせばいいのかしら?

ただ、ぼかしすぎると画面のメリハリがなくなってしまうので、
ぼかすところと、あえてハッキリ残すところを使い分ける必要があります。

モンキー
モンキー

なんや難しそうやな・・・

この記事では、管理人が実際に油絵を描く時に行っている、
ぼかしの基本的な方法と、自然に仕上げるためのコツを紹介していきます◎

油絵の「ぼかし」とは?

油絵ぼかしは、絵具をなじませながら色と色の境界や画面の調子を整えていく技法です。

管理人
管理人

簡単にいうと、
筆や布などを使って絵具をなじませる技法です。

ここからは、油絵のぼかしかたと自然に仕上げるコツについて紹介していきます◎

油絵のぼかしってどんな技法?

黄色いはてなマークの透過イラスト素材

油絵のぼかしとは、色と色の境界をなじませたり、絵具の凹凸を整えたりする描きかたです。

例えば、

  • 色と色の境界がきつく感じる
  • 絵具の凹凸をならしたい
  • 霧やもやのような表現をしたい

という時などに使います。

ぼかすことで色彩がやわらかくなり、画面の中で色と色が自然につながったように見えるようになります。

ぼかしかたにもいくつかあります↓

  • ぼろ布で軽くたたく
  • ぼかし筆でたたく
  • 絵具を付けていないやわらかい筆を行ったり来たりさせる
管理人
管理人

メイクアップ動画も参考になります。

うさぎ
うさぎ

ファンデーションや
コンシーラなじませたりするもんね。

モンキー
モンキー

ベニとかな。

ぼかすと絵はどう変わる?

油絵をぼかすと、色と色の境界がやわらぎ、画面全体の色調に一体感がうまれます。

パキッと分かれていた色の境界も、
ぼかすことで細かなグラデーションになり
広がりのある表現や、もやがかかったようなやわらかな表現もできます。

ただし、
ぼかせばぼかすほどOKというわけではありません。

ぼかしすぎてしまうと、
色や形の境界まで曖昧になってしまい、画面のメリハリがなくなってしまう
ことがあるんです。

うさぎ
うさぎ

え?!そうなの?

油絵では「全部をぼかさない」ことも大切

ぼかすことのメリットに触れてきましたが、
画面のすべてをぼかせば自然に見えるというわけではありません。

モンキー
モンキー

どーゆーところが
ぼかしいらんのかいな?

上記のような部分に関しては、ぼかさないほうが無難です。

例えば、金属やガラスのような硬いものは、
明暗の境界やハイライトを比較的くっきり残すことで、硬さや光沢を表現しやすくなります。

管理人
管理人

ちなみに
物体と空間の境界
特に見極めが必要なところです。

空間と物体の境界は、すべてを同じようにくっきり描く必要はありません。
はっきり見せたいところは残し、やわらかく見せたいところはぼかす・・・といった感じです。

このように
色の境界に強弱をつけることで、画面にメリハリや奥行きが生まれます。

油絵をぼかす基本のやり方

油絵のぼかしは、
使う道具や筆の動かしかたによって仕上がりが変わってきます。

強くこすってしまうと下の絵具にまで影響がでてしまうことがあるので、
絵具の状態を見ながら、やさしくなじませるのがポイントです。

ここからは、ぼかし技法の実践編としてさらに詳しく解説していきます◎

ぼろ布でたたいてぼかす

ぼろ布で絵具をポンポンとたたいてぼかす方法です。

例えば、綿素材のシャツなどの布などを使います。
管理人は、古い肌着や着なくなったシャツなどを20cmくらいの四角形にカットして使ってます。

紫色の持ち手のハサミの透過イラスト

ただし、ハサミで切ったときに繊維がポロポロ出てくるような布は避けたほうが無難です。
抜けた繊維が絵具に混ざってしまうことがあるからです。

管理人
管理人

布はクシャッと丸めるのではなく、
シワができないように丸くまとめて
スタンプのような形にして使います。

布を丸めた時にシワができてしまうと、
その形が模様としてついてしまうことがあるためシワができないように丸めます。

軽く「ポン、ポン、ポン」とたたいていきます。

ゴシゴシこするのはNGです。
強くこすってしまうと、絵具が思った以上に取れてしまいます。

また、ぼろ布は色と色の境界をなじませるだけでなく、筆跡を目立たなくしたいときにも便利です。

筆で塗ったあとに残った筆跡を軽くたたいて整えると、
筆の動きを残したくない部分を自然になじませることができます。

うさぎ
うさぎ

絵具が乾く前にやらなきゃ
・・・だよね?

色と色をなじませる場合、
完全に乾いて固まった絵具では
布でたたいても絵具そのものをなじませることはできません。

モンキー
モンキー

乾くとカチンコチンやもんな!

ぼかし筆でぼかす

筆を使って絵具を軽くたたき、境界をなじませる方法もあります。

油彩でぼかしに使われる筆のひとつが、扇筆(ファン)です↓

筆を寝かせて持ち、軽い力で左右または上下に動かして、絵具の境界を少しずつなじませます。
絵具を含ませすぎず、何度もこすりすぎないのがコツです。

モンキー
モンキー

他にもないんか?

管理人がはじめて使ったぼかし筆は、写実画の画家さんにおすすめされたこちらのぼかし筆でした↓

日本画で使用される筆ですが、油彩のぼかし筆としても使えます。

こちらの使いかたとしては、筆を大きく動かしてこするというより、
筆先を軽く当てるようにして、少しずつ絵具をなじませていくイメージです。

管理人
管理人

画面に垂直にトントントン!と
やさしくたたく感じです。

ぼろ布よりも細かな部分を調整しやすいため、
色と色の境界をもう少し細かく整えたい時などに使いやすい方法です。

「ぼかす」というより、絵具をそっとなじませる・・・という気持ちで使うと良いと思います◎

やわらかい筆を行ったり来たりさせてぼかす

管理人が最もお気に入りのぼかし技法をご紹介します。

ふわふわした柔らかいナイロン筆を使って、
色と色の境界を行ったりきたりさせる方法
が最もよく使うぼかしかたです。

筆に絵具はつけません。
から筆を使ってぼかします。

うさぎ
うさぎ

なんでナイロンにこだわるの?

動物の毛を使ったやわらかい筆もありますが、
動物の毛だと切れ毛が絵具に混ざってしまうことがあるんです。

管理人は絵具の中やキャンバスに切れ毛が混ざることがあまり好きではないので、制作ではナイロン筆を主に使っています。

完全なから筆で、絵具の表面だけをそっとなでるように使います。

色と色の境界をまたぐように
同じ角度を保ったまま、スッ、スッと行ったりきたり・・・
これを繰り返して、いい感じに色がなじんだらストップです。

キレイなグラデーションを作りたい時や、
全く違う色同士の境界をなじませたい時におすすめのぼかしかたです。

油絵のぼかしで失敗しないためのポイント

ぼかし技法を使えば、
色と色の境界がなじみ、細かなグラデーションを作ることができます。

ただし、境界をすべてを同じようにぼかせば自然に見えるわけではありません。
ぼかしすぎると、せっかく作った色や形のメリハリまで弱くなってしまうんです。

管理人が油絵を描く時に意識しているポイントをご紹介していきます◎

ぼかしすぎてメリハリをなくさない

まず大事なのは、
かせばぼかすほど然になるわけではということです。

ここまでで、
色と色の境界をなじませることで
やわらかなグラデーションや空気感を表現できるという話に触れました。

でも。
だからと言ってどこもかしこもぼかしてしまうと
輪郭や明暗の差まで曖昧になってしまうんです。

管理人
管理人

ぼかすところと
あえてハッキリ残すところを作ることが
ポイントです。

モンキー
モンキー

メリハリをつけるってことやな。

目を引かせたいところは、ぼかしすぎない

絵の中には、
しっかり見せたいところと、あえて目立たせなくてもいいところがあります。

目を引かせたい部分までぼかしてしまうと、
絵の中のせっかくの見せ場が弱くなってしまい
印象の薄い絵になってしまうことがあります。

例えば。
ハイライトや形をはっきり見せたい部分は、ぼかすことをしない or 控えるようにします。

主役ではない部分や空間になじませたいところは、ぼかしてみると画面に強弱がうまれます。

うさぎ
うさぎ

メリハリね!

硬いものは、ぼかしすぎない

金属やガラスなど、
ピカッと光を反射する硬いものは、ぼかしすぎないほうが質感を表現しやすくなります。

こうしたものは、
光が当たった部分とその周囲に明暗の差がはっきり出る場合が多いです。

そのため、ハイライトや明暗の境界までぼかしてしまうと、硬さや光沢が弱く見えてしまうことになるんです。

管理人
管理人

モフモフなぬいぐるみと
陶器でできた置物を想像してみると
わかりますかね・・・

モンキー
モンキー

モフモフは結構ぼかしてOK
陶器はぼかしすぎると危険
・・・ちゅーことやな!

硬さや光沢を出したい部分は、
必要なところだけシャープに残すというのがポイントです◎

空間との境界は、すべてをくっきりさせない

物体の輪郭を
すべてを同じようにくっきり描く必要はありません。

実際のものを見ても光の当たり方や距離によって、
輪郭がはっきりしているところと、周囲になじんでいるところがあることに気づくかと思います。

形をしっかり見せたい部分は輪郭を残し、
空間になじませたい部分は少しぼかす
ようにすると自然な奥行きを表現しやすくなります。

管理人
管理人

物体の輪郭を全てくっきりさせると、
シールを貼り付けたような表現になってしまいます。

うさぎ
うさぎ

自然な描写をしたい場合は
輪郭くっきりはやめたほうがいいね!

まとめ|油絵のぼかしは使い分けが大切

油絵のぼかしは、
色と色の境界をなじませたり、やわらかなグラデーションを作ったりするために便利な技法です。

ぼろ布でポンポンとたたいたり、
ぼかし筆を使ったり、から筆で境界を行ったりきたりさせたりと、方法によって仕上がりも変わります。

ただし、すべてをぼかす必要はありません。

ぼかしすぎるとメリハリがなくなってしまうので、
やわらかくしたいところと、ハッキリ残したいところを使い分けることが大切です。

最初はいらない布や手持ちのやわらかい筆などで、
「ここはもう少しなじませてみようかな?」というところからスタートしてみましょう。

少しずつ試しながら、自分にとって使いやすいぼかしかたを見つけていきましょう◎

管理人
管理人

最後までお読みいただき

ありがとうございました!


油絵をはじめたばかりの方 

から学べばいいかからない・・・」という方向けに、道具選び・描きかた・乾燥方法・公募展への挑戦まで、初心者さんにおすすめの記事をまとめました。

まずは『油絵初心者向け完全ガイド』からどうぞ◎


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