この記事でわかること
▪ 描き途中の油絵を安全に保管する方法
▪ 乾燥中に避けたい置き場所
▪ わんちゃん・ねこちゃんがいる家での対策
▪ 夏と冬で変わる保管時の注意点
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『おえかき草紙』へようこそ!
管理人の もげら です。
油絵は他の画材に比べて、乾燥に時間がかかるという特徴があります。
油絵具が実際にどれくらいで乾くのか気になる方は、こちらの記事を参考にしてみてください↓


アクリル絵具と
おおちがいね。
描き途中の油絵を、「コレ、どこに置いて乾かせばいいの?」と迷ってしまうこともあると思います。
置きかたによっては、ホコリがたくさんついてしまったり、絵肌が崩れたりすることがあるんです。
また、毛がたくさん抜ける家族(わんちゃんやねこちゃんなど)がいる場合、その対策に悩む方もきっと多いはず・・・!

管理人の家も
かつては毛だらけでした。

換毛期なぁ・・・
この記事では、描き途中の油絵を保管する時に気をつけたいポイントを、初心者さん向けにわかりやすくまとめてみました◎
描き途中の油絵はなぜ保管が難しい?

油絵は、完成するまでに何日もかけて少しずつ描き進めるという描きかたが一般的です。
その間、キャンバスはずっと絵具が乾いていない状態になるため、保管には意外と気を使います。
まだ乾いていない部分をうっかり触ってしまうと、絵具がヨレたり、せっかくうまく描けた部分がグニャリと崩れてしまう・・・なんてことがあります。
乾燥中の油絵は、絵具がベタベタしているので、ホコリが付きやすいです。
気づかないうちに髪の毛やペットの毛が絵に入り込んでしまうケースも少なくありません。

展覧会の絵をジックリみてると
たまにあるよね。
「とりあえず空いてる場所に置いて乾かそう!」と思うかもしれませんが、置く場所によっては、乾燥ムラが出たりホコリだらけの絵になってしまうので、注意が必要です。
油絵は乾燥に時間がかかる
油絵具は、アクリル絵具のように数分〜数時間で乾く画材ではありません。
また、表面が乾いたように見えても、中はまだやわらかい状態ということも。
上から絵具を塗っても下の層が崩れないくらいまで乾燥するのに、数日〜数週間かかる場合があります。
特に、厚塗りした部分や、油分の多い(トロッとした液体感が強い)絵具を使った場所は、乾燥がかなりゆっくりです。
そのため、「もう乾いたかな?」と思って触ってしまい、絵具がヨレてしまうというアクシデントは比較的起こりがちです。
また、乾燥中の油絵は長時間そのまま置いておくことになるため、保管場所の環境もとても重要になります。
乾燥時間を少しでも短くしたい方は、乾燥促進メディウムについて解説したこちらの記事をチェックしてみてください↓

触れるだけで絵肌が崩れることもある
描き途中の油絵は、かなりデリケートです。
まだ乾いていない部分に手や服が少し触れただけでも、絵具が伸びたり、表面に跡がついてしまうことがあります。

絵にしっぽつけちゃったら
変なところにポンポンもようが~!
特に移動中や保管場所を変える時は、注意が必要です。
キャンバスの端を持ったつもりでも、うっかり絵肌に触れてしまうことはよくあります。
せっかくきれいに描けた部分を傷めないためにも、描き途中の油絵は「人や物が触れにくい場所」で保管して、思わぬアクシデントを予防しましょう◎
ホコリ・湿気・ペットと油絵

乾燥中の油絵で特に気をつけたいのが、ホコリや湿気、そして大切な家族であるペットの存在です。
油絵具は乾くまで表面に少しベタつきが残るため、空気中のホコリや髪の毛が付きやすくなります。

一度絵肌に入り込むと
取り除くのが地味に面倒なんです・・・
また、湿気が多い場所に置いていると乾燥が遅くなり、ベタつきが長引く原因になることもあります。
さらに、わんちゃんやねこちゃんなど、動物がいる家庭では注意が必要です。
しっぽがキャンバスに当たったり、毛が絵具に付着したりと、思わぬトラブルが起こることがあります。

食べちゃったら
毒だもんね・・・!
特に床置きは接触リスクが高いため、描き途中の油絵はできるだけ安全な場所に立てて保管するのがおすすめです。
描き途中の油絵の保管方法|立てて乾燥させるのが基本
ここまでの内容でも少し触れてきましたが、描き途中の油絵は、基本的に立てた状態で保管するのがおすすめです。
つい机や床に寝かせて置きたくなりますが、平置きはホコリが積もりやすく、乾燥トラブルの原因にもなります。
油絵を乾燥させる時は、
以上のようにして、なるべく絵肌に何も触れない状態を作っておくと安心です◎
ただし、立てかけかたによってはキャンバスが転倒するリスクもあるため、安全な置き場所を探しましょう。
寝かせるとホコリが積もりやすい

描き途中の油絵を平らに寝かせて置いていると、表面にホコリが積もりやすくなります。
油絵具は乾燥中にベタつきがあるため、空気中の小さなホコリや髪の毛も付きやすい状態です。
特に床付近はホコリが舞いやすいので、床に横置き乾燥は避けましょう。
もしもホコリが付着してしまったら、無理に取ろうとするのはやめましょう。
肝心なホコリが取れず、絵具だけがぐちゃぐちゃになってしまった・・・なんてこともあるからです。

ホコリ取れず絵具ぐちゃり、
何度もあります。
できるだけきれいな状態で乾燥させるためにも、描き途中の油絵は寝かせっぱなしにせず、立てて保管するのがおすすめです。
乾燥ムラや絵具移りの原因になる

油絵を寝かせたまま保管していると、乾燥ムラが起きやすくなることがあります。
油絵具は、空気に触れることで固まるので、立てかけたほうが全体に空気が当たりやすく、均一に乾きます。
横に寝かせると、油が表面にたまりやすくて、テカる場所と乾きにくい場所ができやすいんです。
特に風通しが悪い場所では、表面だけ乾いて中がなかなか乾燥しないこともあり、ベタつきが長引く原因になります。
また、うっかり別のキャンバスや紙を重ねてしまうと、絵具が付着してしまうこともあります。
乾いていない状態で触れ合うと、せっかく描いた部分が崩れたり、跡が残ってしまったり・・・
描き途中の油絵は、なるべく空気に触れやすい状態を作りながら、他の物と接触しないように保管するのがポイントです◎
壁に立てかける時の注意点
油絵を立てて保管する場合、壁にそのまま立てかける方法は手軽ですが、いくつか注意点があります。
まず大切なのは、安定した場所を選ぶことです。
少しの振動や風でも倒れる可能性があるため、人の出入りが少ない壁際を選ぶと安心です。
また、床に直接置くとホコリや湿気の影響を受けやすくなるため、できれば少し高さのある場所に置くのがおすすめです。

可能であれば
イーゼルに立てかけたまま
乾燥させるのが一番安心です。
油絵の乾燥中に適した置き場所とは?
油絵の乾燥は「どこに置くか」で仕上がりや安全性がかなり変わります。
同じ作品でも、環境次第でホコリの付きかたや乾きかたに差が出てしまうため、場所選びは重要です。
また、油絵具は乾燥時に空気中の影響を受けやすく、温度や風の流れによって乾きかたが変わることもあります。

ただ置くんやなく、
安心安全な場所を確保やな!
直射日光は避ける
油絵の乾燥場所として、窓際などの直射日光が当たる場所は避けたほうが安心です。

太陽だめなん?!
イメージ的に、日光に当てたほうが早く乾きそうに思えます。
ですが、実際には表面だけが急激に乾いてしまい、内部との乾燥バランスが崩れてしまうんです。

太陽の熱が
油絵の乾燥に悪影響を
及ぼしてしまうんです。
その結果、ヒビ割れの原因になることもあるため、気を付けましょう。
また、紫外線の影響で色味が変化してしまう可能性もあるため、直射日光に要注意です。
油絵のヒビ割れについて詳しく知りたい方は、原因と予防法をまとめた記事はこちら↓

風通しをよくする

油絵をキレイに乾燥させるために、適度な風通しの良さを意識しましょう◎
空気が動かない場所では湿気がこもりやすく、乾燥が遅くなってしまうことがあります。
湿気は、表面がいつまでもベタついた状態が続く原因になることもあります。
ただし、強い風を直接当てるのは避けましょう。
ホコリが舞いやすくなったり、絵肌に予期せぬ影響が出る可能性があるためです。
窓を少し開ける、空気がゆるやかに流れる場所に置くなど、穏やかな風通しの環境がベストです◎
エアコンの風を直接当てない
乾燥を早めたいからといって、エアコンの風を直接油絵に当てるのは避けましょう。
強い風を一点に当て続けると、表面だけが乾いてしまい、内部との乾燥バランスが崩れることがあります。
その結果、ヒビ割れや質感のムラにつながる可能性もあります。
また、エアコンの風は意外とホコリを舞わせる原因だったりします。
できるだけ空気の流れは自然に任せて、風が直接当たらない場所でゆっくり乾かすのが理想です。

窓を少し開けるんやったな。
乾燥中の油絵のホコリ・ペット対策
乾燥中の油絵は、表面がベタついているため、ホコリや髪の毛が付きやすい状態になっています。
そこにわんちゃんやねこちゃんがいる環境だと、さらに注意が必要になります。

抜け毛の時期は
特にコロコロ必須です。
また見落としがちですが、油絵具はペットにとって有害になる成分を含む場合もあるため、絵に直接触れさせないことが大切です。
なめてしまったり、カラダに付着してしまうといったトラブルに要注意です。

油絵の乾燥場所を考えるのは
大切な家族を守るためでもあるんやな!
布を直接かけない
ホコリ対策として、布やタオルをキャンバスにかけたくなりますが、これはあまりおすすめできません。
布を直接かけてしまうと、乾きかけの絵具に触れてしまい、表面が崩れたり、繊維がくっついてしまうことがあります。
また、布が密着することで空気の流れが止まり、乾燥ムラの原因になることもあります。

そして忘れちゃいけないのが
ホコリの原因は布でもあるってことです。
どうしてもカバーしたい場合は、キャンバスに直接触れないようにスペースを確保した簡易カバーにするか、通気性を意識した方法を選ぶのが安全です。
高い場所や専用スペースに置く
ペットの安全を守るためやホコリ対策として、描き途中の油絵は物理的に触れにくい場所に置くことが効果的です。
床や低い机の上はどうしても接触のリスクが高くなるため、できれば棚の上など少し高さのある場所を選ぶと安心です。
油絵専用のスペースを決めておくのもおすすめです。
「ここには制作途中のキャンバスしか置かない」と決めておくことで、うっかり触れてしまう事故も防ぎやすくなります。
毛やしっぽ対策が重要
ペットと一緒に暮らしている環境では、ホコリ対策以上に「毛やしっぽの接触対策」が重要になります。
わんちゃんや猫ちゃんの毛は軽くて舞いやすく、乾燥中の油絵に自然と付着してしまうことがあります。
動物の毛は特に一度絵に入り込むと取り除くのが難しく、仕上がりに影響することもあります。

動物の毛って
人間の髪の毛と違って細いですからね。
さらに前述の通り、油絵具はペットにとって有害となる成分を含む場合もあるため、作品に触れさせないだけでなく、制作スペース自体を分ける意識も大切です。
「近づけない環境づくり」が、ペットと作品の両方を守るポイントになります。
季節ごとに違う油絵保管の注意点
描き途中の油絵は、季節によって乾きかたやトラブルの起きやすさが変わります。
特に日本のように湿度と気温の差が大きい環境では、夏と冬でそれぞれ注意点が異なります。
では、季節ごとに気をつけたいポイントを見ていきましょう↓
夏は湿気が天敵
夏場は気温が高くなる一方で、湿度も上がりやすく、油絵の乾燥に影響が出やすい季節です。
湿気が多い環境では、油絵具の乾きが遅くなり、表面がいつまでもベタついた状態になることがあります。
その結果、ホコリが付きやすくなったり、作品を触ってしまったときに絵肌が崩れやすくなることもあります。
また、風通しが悪い部屋では湿気がこもりやすくなるため、乾燥環境としてはあまり適していません。
夏は「高温」よりも「湿気」に注意して、空気がこもらない場所で管理することがポイントです。
冬は乾燥と結露が天敵
冬は空気が乾燥しやすく、一見すると油絵には良さそうに思えますが、実は別の注意点があります。
乾燥しすぎる環境では表面だけが先に固まりやすく、内部との乾燥バランスが崩れることがあります。
その結果、ヒビ割れやムラにつながる可能性もあります。
また、暖房を使っている部屋では、急な温度変化によって結露が発生することもあります。
この結露がキャンバスに影響すると、乾燥状態が不安定になる原因になります。
冬は「乾燥しているから安心」ではなく、温度差と湿度の変化にも気を配ることが大切です。
まとめ|描き途中の油絵は「風通し」と「ホコリ対策」が大事
描き途中の油絵は、完成作品以上にデリケートで、保管環境の影響を受けやすい状態です。
乾燥に時間がかかるだけでなく、少し触れただけで絵肌が崩れたり、ホコリやペットの毛が付着してしまうこともあります。
そのため、基本は立てて保管し、直射日光やエアコンの風を避けながら、適度に風通しの良い場所で乾かすことがポイントになります。
また、ペットや湿気・季節の変化にも注意し、物理的に触れにくい環境を作ることも重要です。
ちょっとした工夫で仕上がりが大きく変わるので、描き途中の段階から丁寧に扱ってあげると、完成作品がより上等なものになりますよ。

最後までお読みいただき
ありがとうございました!


