この記事でわかること
▪ 油絵初心者におすすめの油絵具
▪ 油絵具メーカーごとの違い
▪ 最初にそろえたい色
▪ 失敗しない油絵具の選びかた
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『おえかき草紙』へようこそ!
管理人の もげら です。
油絵を始めようと思った時、
油絵具ってどれを買えばいいの?
と悩んでしまいませんか?
画材店へ行くと、ホルベイン・クサカベ・マツダなど、さまざまなメーカーが並んでいて、しかもメーカーごとにいろんなシリーズ・ラインアップがあるんです。

大混乱や・・・!
管理人も初めて画材店へ足を運んだ時は、あまりの種類の多さに買い物がなかなか進みませんでした。
油絵具は、高価なモノをたくさん買う必要はありません。
大切なのは、自分の目的に合った油絵具を選ぶことです。
この記事では、初心者向け油絵講座の講師としての視点から、初心者さんでも扱いやすい油絵具や、買い物に失敗しない選びかたについて解説していきます◎
油絵具はどれを選べばいい?初心者向けの結論
油絵具にはさまざまなメーカーやシリーズがありますが、初心者さんならまずは国内メーカーの学生用~普通価格帯の油絵具から始めることをおすすめします。

最初から
高価格帯の絵具を
そろえる必要はありません。
油絵は絵具だけでなく、
などが必要です。
そのため、最初の段階では絵具に予算を集中させすぎないほうが、無理なく始めやすいと思います。

高い絵具やとちっこいのに
1万以上するのとか
あるもんな・・・!
まずは描いてみて、油絵の独特な描き心地になれていくことが大切です。
描き続ける中で
などを少しずつ感じられるようになり、自分に合った絵具を選べるように自然となります。
まずは気軽に描き始めてみることが、油絵具を使いこなせるようになるまでの一番の近道です◎
油絵初心者が油絵具選びで失敗しないためのポイント
油絵具を選ぶ時、どのようなことが気になりますか?
きっと多くの方が次の2つで悩むと思います↓
管理人も油絵を始めた頃は、画材店に並ぶたくさんの油絵具を見て、

どれを選ぶべきなのかしら???
と悩みました。
今思い返してみると、メーカーの歴史や企業理念などについて学ぶよりも、まずは描くことに慣れるほうが重要だったと思います。
そこで、次に紹介する3つのポイントを押さえておけば、油絵具選びで大きく失敗することは少なくなると思うことを共有していきます◎
学生用と専門家用の違い
油絵具には大きく分けて、
■ 学生用
■ 専門家用(アーティストグレード)
の2種類があります。

メーカーによって
その呼びかたはさまざまです。
専門家用は顔料の量が多く、発色や耐久性に優れています。
一方で価格も高くなるため、最初からそろえるには少し負担が大きいかもしれません。

はじめは学生用(スチューデント)や
普通の価格帯のモノでそろえれば
コストをおさえられます。
気軽に描き始めて、色にさらにこだわりたくなった時に専門家用を試してみるのがおすすめです。
国内メーカーと海外メーカーの違い
油絵具は、国内メーカーと海外メーカーのモノが販売されています。
上記3つの国内メーカーは、どれも入手しやすく、初心者さんにも扱いやすいメーカーです。
メーカーごとに買いやすい価格帯のシリーズや、高価だけど発色がとても良いシリーズなど、ラインナップも豊富です◎

予算にあわせてシリーズを選ぶと良いですね。
海外メーカーにも優れた製品はたくさんありますが、画材店によっては取り扱いのない店舗もあります。
まずは手に入りやすい国内メーカーから選ぶと安心です。

個人的にはルフランがめっちゃ好きなのですが、価格は高めです。
マイメリの発色もお気に入りです。

慣れてきたら買ってみたいなぁ。
最初は何色あれば描ける?
油絵具は色数が非常に多く、画材店へ行くと何百色も並んでいます。
全色そろえないと描けないのでは?
と思ってしまう方もいるかもしれません。

安心してください。
全色買う必要はありません。
管理人も最初は限られた色数(12色セット)で描いていましたし、現在でも作品によっては少ない色数で制作することがあります。
まずは、色の三原色を中心に絵具をそろえるというのもありです。

3本だけでええんか?!
色の三原色と白があれば多くの色を作ることができるんです。
色を混ぜて作る経験は、色彩感覚を身につける練習にもなるため、初心者さんにはむしろおすすめの方法です。

管理人が担当する初心者向け油絵講座では、
三原色ベースに色彩豊かな絵を
皆さん描かれてますよ。
まずは気軽に描いてみたい
色づくりは後から覚えたい
・・・という方もいらっしゃると思います。
そんな場合は、初心者向けの油絵具セットもおすすめです。
セット商品であれば、よく使う色が最初からそろっているため、色づくりに悩まず制作を始められます。
まずはセットで油絵に慣れて、その後に三原色を使った色づくりに挑戦してみるのもひとつの道筋だと思います。
三原色を使った色づくりについては、こちらの記事で詳しく解説しています↓
初心者におすすめの油絵具メーカー

油絵具を選ぶ時は、色だけでなくメーカー選びも大切です。
画材店へ行くとさまざまなメーカーが並んでいますが、有名メーカーの入門向けシリーズを選べば大きな失敗はありません。
初心者さんにおすすめしやすい代表的なメーカーを紹介していきます◎
ホルベイン
国内でも非常に人気の高い画材メーカーです。
画材店でも見かける機会が多く、初心者向けセットから専門家向け画材まで幅広く展開しています。
発色のバランスが良く、初めて油絵を描く方にも扱いやすい印象です。
こんな人におすすめ
クサカベ
国産メーカーとして長い歴史を持つメーカーです。
やわらかく伸びの良い絵具が多く、落ち着いた色の美しさにも定評があります。
管理人自身も愛用しているメーカーのひとつです。
こんな人におすすめ
マツダ
油絵を続けている人から根強い人気があるメーカーです。
乾性油にも定評があり、描き味の良さを好む作家さんも多くいます。
最初の1本というよりは、慣れてきた頃に試してみるのも面白いと思います。
色の透明度が高く、鮮やかな印象です。
こんな人におすすめ

ちなみに自分が選んだメーカーの
最終ジャッジは値段で決めました。
初心者向けおすすめ油絵具3選
ここまで油絵具の選びかたについて解説してきましたが、
結局どれを買えばいいの?
・・・と思われている方も多いかもしれません。

めっちゃ思っとるでぇ・・・
そこでここからは、初心者さんでも扱いやすい油絵具の具体的な製品を紹介していきます。
管理人自身が実際に使ったことのあるメーカーや、講座使用している製品を中心に選びました。
初心者さんの場合は・・・
入手しやすい
価格が極端に高くない
扱いやすい
というポイントを重視して選ぶと、大きな失敗が少ないと思います◎
| 商品 | おすすめ度 | 特徴 |
|---|---|---|
| ホルベイン | ★★★★★ | 迷ったらコレ |
| クサカベ | ★★★★☆ | 自然な発色とかたい練り |
| マツダ | ★★★★☆ | 鮮やかかつ高品質 |
絵具メーカーごとの詳しい違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています↓
1.ホルベイン 油絵具 12色セット
ホルベインは、日本を代表する画材メーカーのひとつです。
画材店や通販でも手に入りやすく、初心者さんからプロの作家まで幅広く使われています。
発色や扱いやすさのバランスが良く、絵具にコレというクセが少ないため、
・・・という方におすすめです。
セット商品の種類も豊富なので、
まずは必要な色をまとめてそろえたい
という方にも向いています◎

はじめての油絵具として
定番なんやな・・・
全国の画材店で見かけることが多いため、ちょっと色が足りなくなった時の買い足しもしやすく、長く使い続けやすいメーカーだと思います。
向いている人
- 何を買えばいいかわからない人
- 失敗の少ない定番品を選びたい人
- 長く油絵を続けたい人
メリット
デメリット
2.クサカベ 油絵具セット
クサカベは、1928年創業の老舗国産メーカーです。
管理人も長年愛用しているメーカーのひとつで、落ち着いた発色と扱いやすさが魅力だと思います。

中間色のラインナップは
ピカイチかもしれません◎
※個人の感想です
ホルベインと比べると少し知名度は低めかもしれませんが、画材好きや作家さんからの人気も高いです。

写実画家の愛用者多いらしいな。
クサカベの油絵具は、派手すぎない自然な色合いと、固めの練りが特徴です。
そのため、
・・・という方には特に向いていると思います◎
ホルベイン同様、セット商品も充実しているので、
まずは国産メーカーの油絵具を使ってみたい
という初心者さんも試す価値ありなメーカーです◎
向いている人
- 自然な発色が好きな人
- 長く使える油絵具を探している人
- 国産メーカーを使いたい人
メリット
デメリット
3.マツダ スーパー油絵具
マツダ油絵具は、国内メーカーの中でも色彩の鮮やかさを重視した作家に人気の高い油絵具です。
画材店によっては見かける機会が少ないかもしれませんが、マツダファンの作家さんも結構多いです。

海外メーカーに近い
透明感のある鮮やかな発色が魅力です。
発色が良く、顔料の存在感をしっかり感じられるため、
という方に向いています。
初心者さんでももちろん使えますが、どちらかというと、
もっと良い絵具を使ってみたい
と思ったタイミングで選ぶ人が多いかもしれません。
品質の高い油絵具なので、最初からお気に入りとして使い続ける方ももちろんいます。
向いている人
- 発色の良い油絵具を使いたい人
- 本格的に油絵を続けたい人
- 経年劣化しにくい絵具を使いたい人
メリット
デメリット
結論|初心者ならまずホルベインから始めるのがおすすめ
ここまでいくつかの油絵具を紹介してきましたが、
結局どれを選べばいいの?
と迷ったら、まずはホルベインの油絵具を選んでみるのがおすすめです。

管理人の最初の油絵具も
ホルベインでした。
という点が理由です。
ホルベインの製品は、画材店に豊富な種類が置いてある確率が高いので、買い物しやすいです。
初心者の頃に目当てのモノを買いに行って「ない・・・」となった時の絶望感って地味に心折れるので、そういった意味でもおすすめです。

つまり自分がよく行く画材店で
取り扱い豊富なメーカーを選ぶのが
一番ってことですね。
もしすでに油絵セットを持っているなら、付属の絵具を使い切ってからいろんなメーカーを試してみるのも良いかもしれません。
描き続ける内に、自分なりの好みも見えてきます。
まずは気になる油絵具を手に取って、1枚描いてみるところから始めてみてください◎
油絵具選びで初心者によくある失敗

油絵を始めたばかりの頃は、画材店に並ぶたくさんの油絵具を見てワクワクするものです。
その一方で、初心者さんならではのお買い物の失敗も少なくありません。
管理人も振り返ってみると、買い物の失敗談・・・地味にあります。
そこで、初心者さんによくある失敗を紹介します。
お買い物する際の参考になれば嬉しいです。
最初から色を買いすぎてしまう

管理人の経験談です↓
管理人は今からン十年前、母と一緒に油絵を始めたのですが、必要になったら買い足せばいい派の管理人に対して、母は色が大好きで、気になる絵具を見るとつい集めたくなってしまうタイプでした。
画材店へ行くたびに、絵具が少しずつ増えていき、気づけば絵具は、一生買わなくていいレベルの量になってました・・・
たくさんの色に囲まれるのは楽しいですし、コレクションとして眺めているだけでもワクワクします。
ただ、描き続けていると、少しずつ自分の絵具に求める好みみたいなのが見えてくるんです。
使う絵具と使わない絵具がはっきりと分かれてくるんです。
すると、まだ使っていない絵具がたくさん残っているのに、本当に使いたい絵具を買い足したくなるという状況になります。
このようなことから、初心者さんの場合は、最初からたくさんの色をそろえるより、必要な色から始めて少しずつ買い足していくほうが、結果的に無駄も少なくおすすめです◎

母の場合は若干のコレクター癖もあるので、結果的に買い物に失敗したとは思ってないみたいですけど・・・
高価な油絵具だけでそろえようとする
高価な油絵具は確かに魅力的です。
ですが、
高価な油絵具=上手に描ける
・・・というわけではありません。
まずは描くことに慣れるほうが上達への近道だと思います。

まずは油絵具に慣れなあかんな。
白色を軽視してしまう
初心者さんが意外と見落としがちなのが白色です。
油絵では、白を次のように使います↓
明るさを調整する
色を作る
厚塗りする
このように、多くの場面で白色を使います。
また、白には何種類かあって、それぞれ使いかたや用途を分けたほうがいいです。
セットにはたいてい、パーマネントホワイトという使い勝手に癖の少ない白が入ってることが多いです。
その他にチタニウムホワイトがあると白の表現の幅が広がると思います。
メーカー選びで悩みすぎる
メーカーについては、調べ始めるとキリがありません。
まずはフィーリングで気になるメーカーをひとつ選び、描きながら自分に合うものを探していくのがおすすめです。

参考までに、
特徴を簡単にまとめてみました↓
まとめ
油絵具はメーカーやシリーズがたくさんあり、最初は何を選べば良いのか迷ってしまうかもしれません。
初心者さんの場合は、
といった感じにしたほうが時間が有意義に使えると思います。
もしもメーカー選びに迷ったら、
といった日本の定番メーカーから選んでみるのがおすすめです。
また、すでに油絵セットを持っている方であれば、付属の絵具から使い始めてみてOKです◎
油絵は続けていくうちに、
この色が好き!
このメーカーが使いやすい!
もっとこんな表現がしたい!
といった自分なりの好みが見えてきます。
ぜひ気になる油絵具を手に取って、最初の一枚を描いてみてください◎

最後までお読みいただき
ありがとうございました!
油絵をはじめたばかりの方へ
「何から学べばいいかわからない・・・」という方向けに、道具選び・描きかた・乾燥方法・公募展への挑戦まで、初心者さんにおすすめの記事をまとめました。
まずは『油絵初心者向け完全ガイド』からどうぞ◎



